【社会】高野山真言宗、「80億円」不正流用で告訴状提出…別格本山「興正寺」前住職、横領容疑など
高野山真言宗の別格本山、八事山興正寺(名古屋市昭和区)が土地売却代138億円を巡り、名古屋国税局から申告漏れを指摘された問題で、総本山の高野山側は14日、罷免された梅村正昭(せいしょう)前住職(68)らが80億円余を不正に支出したとして、業務上横領と背任容疑の告訴状を名古屋地検に提出した。関係者によると、前住職は興正寺の財産を適切に管理する立場にあったのに、2014年に東京都大田区のコンサルタント会社と業務委託契約を結んだと見せ掛け、3億円余を支出。