【社会】象牙のネット取引急増、抜け道に 警視庁が無登録取引摘発 保護団体「登録制度の機能に疑念」
国内での取引に必要な登録がない象牙を売買したとして、警視庁は十六日、種の保存法違反の疑いで、古物買い取り店「おたからや」のフランチャイズ店を営む株式会社モレラCD(東京都渋谷区)と、元従業員男性(29)や売買の当事者ら五人を書類送検した。送検容疑では、二〇一四年四月、板橋区の「おたからや蓮沼店」(閉店)で、売買に必要な登録がされていないアフリカゾウの象牙一本(長さ約五十センチ)を六千六百円で買い取り、同年五月にインターネットオークションで約五万八千円で転売したとされる。