【社会】年金機構 700万円無駄…倉庫2カ月使わず 検査院調査
日本年金機構の近畿ブロック本部(大阪市中央区)が、文書の保管場所として倉庫を借りたにもかかわらず、契約後2カ月間、全く利用していなかったことが会計検査院の調査で分かった。検査院は2カ月分の賃借料に当たる約700万円を不適切な支出と指摘する方針。同機構のコスト感覚が改めて問われそうだ。2007年の「消えた年金記録問題」発覚後、再発防止に向けて文書管理の適正化を進めた結果、機構が保管する文書は12年度末時点で約120万箱分となった。