【社会】日弁連、死刑廃止を宣言=被害者反発も、賛成多数で可決 大会には弁護士約3万7600人のうち、2%に当たる786人が参加
日弁連は7日、全国の弁護士を集めて福井市で開いた「人権擁護大会」で、初めて死刑廃止を求める宣言を採択した。被害者遺族を支援する立場から反対意見も出たが、賛成多数で可決した。組織として廃止を打ち出したことで、今後、死刑をめぐる議論に影響を与える可能性がある。宣言では、刑事司法に関する国連の国際会議が日本で開かれる2020年までの廃止を目指し、代替刑として仮釈放の可能性がない終身刑などの導入も検討するとした。