【食の安全】「脱・組み換え」宣言が波紋=仏ダノンに米農家「不安あおり売上増狙う」と反発
仏食品大手ダノンが、米国で「脱・遺伝子組み換え(GM)」を宣言し、波紋が広がっている。GMに依存する米農業界は、安全性に対する消費者の不安を増幅しかねないと猛反発しており、溝は埋まりそうにない。ダノンは今年4月、主力のヨーグルト3ブランドを対象に、2018年までにGM作物の使用をやめると発表した。これまでは砂糖の原料テンサイや、乳牛のエサとなるトウモロコシなどGM作物を使ってきたが、それ以外の作物に切り替える。