【社会】「完全自動運転車」の事故の責任は誰のもの? 国交省で論点整理
国土交通省は2日、自動運転車で事故を起こした場合の損害賠償責任を議論する有識者研究会の初会合を開いた。ドライバーがハンドルを握らない完全自動運転車では、車の所有者のほかメーカー側にも賠償責任が生じる可能性がある。国交省は早期に課題を整理し、解決策を示すことで、制度面から実用化を後押しする。初会合の冒頭、藤井直樹自動車局長は「自動運転は社会問題を解決する有用な手段だが、実用化に向けて必要となる検討事項の一つが民事責任のあり方だ」とあいさつ。