【エネルギー】富士通、人工光合成で従来比100倍以上の酸素発生効率を実現
株式会社富士通研究所は7日、人工光合成技術で使われる明反応電極について、従来の光励起材料と比較して酸素の発生効率を100倍以上向上させる新しい薄膜形成プロセス技術を開発したと発表した。これまで太陽光と水が反応する明反応の電極において、半導体材料や比較的大きい粒子状の光励起材料を密度の低い構造で固めた材料が用いられていたが、太陽光(可視光波長)の中で利用できる波長範囲が狭いことから化学反応に十分な電流を取り出せなかった。