【社会】電通・過労死問題、遺族母「仕事を減らしてほしいという要求は、36協定を盾に受け入れられなかった」パワハラやセクハラも
「娘は昨年12月25日、会社の借り上げ社宅から投身し、自らの命を絶ちました。『大好きで大切なお母さん。さようなら、ありがとう』というメールを残して亡くなりました」壇上の高橋幸美さん(53)は、そう語りはじめた。自ら命を絶ったまな娘は大手広告会社の電通の新入社員だった高橋まつりさん(当時24)。11月9日、東京都内で開かれた厚生労働省主催の「過労死等防止対策推進シンポジウム」で、幸美さんが初めてその胸中を明かした。