【カジノ解禁法案】賭博罪との兼ね合い、遊技機の公平性…警察「現状は静観するしか」
IR整備推進法案は議員立法で進められており、警察庁は現状では関与していない。賭博罪との兼ね合いや犯罪組織の介入阻止、遊技機の公正性確保など課題は山積しているが、現状は「具体的な内容が話し合われる段階に入ってから関与していきたい」(警察庁幹部)というスタンスだ。カジノの設置については平成26年6月、古屋圭司国家公安委員長(当時)が国会で暴力団排除や青少年の健全育成への配慮が必要との認識を示した上で、「今後、どういう制度設計がなされるか見極めた上で対応する必要がある」と慎重な答弁をしている。