古墳時代の農具まとまって出土(使用可)・西宮市の高畑町遺跡
古墳時代の農具まとまって出土
西宮市にある5世紀中頃の古墳時代の遺跡から、イネを脱穀する時に使った「きね」などが、使用可能な状態でまとまって見つかり、当時の農業の状況を研究するうえで注目されています。「きね」などが見つかったのは、西宮市の阪急西宮北口駅の南側にある「高畑町遺跡」です。先月、地表からおよそ2メートル下の5世紀中頃の水田跡から、イネを脱穀する時に使う竪杵(たてぎね)8本と、稲束を干す長さ3メートルの稲架(はさ)9本がまとまって見つかりました。