【日ロ首脳会談】共産・志位氏「共同経済活動が平和条約に繋がる保証はなく、逆にロシアの4島統治を政治的・経済的に後押しするだけ」
日露首脳会談について
日本共産党幹部会委員長 志位和夫
一、日本国民が何よりも願ったのは、日露領土問題の前進だったが、今回の首脳会談では、この問題はまったく進展がなかった。プーチン大統領は、今回の首脳会談に先だって、「第2次世界大戦の結果は、しかるべき国際的な文書で確定している」とのべ、「千島列島の引き渡し」を取り決めたヤルタ協定を前面に押し出し、千島列島、歯舞、色丹の不法な占領を正当化し、「領土問題は存在しない」と公言した。