【社会】「過労交通事故死」の切実…過酷な労働環境でもなぜ事業主に責任を問えないのか?
過酷な労働環境下での勤務中、もしくは通勤中に交通事故を起こして命を落とす--。ところが、会社は「本人の責任」と突き放し、過労と事故の因果関係が証明しにくいからと労災認定が下りず、遺族が泣き寝入りするケースが多いという。決して人ごとではない「過労交通事故死」の実態に迫る!2014年4月24日。東京都の渡辺航太さん(当時24歳)は空間デザイン会社「グリーンディスプレイ」(東京都世田谷区)(以下、グリーン社)での22時間連続勤務後、原付バイクでの帰宅中に電柱に衝突し、死亡した。