【話題】止まらない「雑誌離れ」、41年ぶり書籍下回る 揺らぐ書店の屋台骨 ★2
「雑誌離れ」が止まらない。雑誌を主力商品としてきた町の書店にとって、雑誌の売り上げが書籍を下回ったという状況は、経営の屋台骨を揺るがす非常事態と言える。雑誌が好調だった1970~90年代は、大量消費社会が成熟した時期。情報満載の雑誌は、トレンド発信の花形的存在として書店を彩った。だが近年はインターネットの発達やスマートフォンの普及で、人々に「情報はタダ」という意識が広まり、電子雑誌の読み放題サービスなど雑誌自体の電子化も進み、紙の雑誌を巡る状況は厳しくなった。