【政府】性犯罪の厳罰化 「強姦(ごうかん)罪」改め「強制性交罪」に 被害者の性別問わず 刑法改正案、来月提出
政府は、性犯罪の罰則を強化する刑法改正案を3月上旬にも閣議決定、今国会に提出する。男性が女性に性行為を強要することを想定した「強姦(ごうかん)罪」を、性別を問わず、性交に類する行為も対象とする「強制性交等罪」に改めるのが柱。被害者が告訴しなくても起訴できる「非親告罪」とし、法定刑も引き上げる。性犯罪に関する刑法見直しは、被害者の心理的負担が大きい親告罪制度の見直しや厳罰化を求める声が強まる中、昨年9月に法制審議会(法相の諮問機関)が答申した。