【国際】先制の利上げ重要、60年代の教訓踏まえ=米リッチモンド連銀総裁
米リッチモンド地区連銀のラッカー総裁は3日、連邦準備理事会(FRB)は1960年代の教訓を踏まえ、インフレが制御不可能な状況に陥らないよう利上げすべきとの考えを示した。講演原稿で述べた。金融政策スタンスや適切な利上げの時期、将来の利上げペースに関する直接の言及はなかった。ただ、インフレ高進を招いた1960年代の政策の過ちに触れることで、総裁はインフレ率が長期間、安定しているからといって将来的にもこうした状況が続くと考えないことが賢明との立場を強く示唆した。