【震災いじめ】「偏見や差別に基づくいじめの防止に努めたい」文科省が初の全国調査へ
東京電力福島第1原発事故で避難した児童生徒へのいじめが相次いでいる問題で、文部科学省が、実態把握へ向け初の全国的な状況調査に乗り出すことが10日、分かった。松野博一文科相が同日の記者会見で表明。件数や学校の対応などを調べるといい、松野氏は「偏見や差別に基づくいじめの防止に努めたい」と強調した。文科省は昨年12月、震災や原発事故で避難した児童生徒を受け入れている学校に、面談などを通じていじめがないかどうか確認するよう求める通知を出している。