【裁判】GPS令状なし捜査 最高裁が初の判断へ-「法整備」言及なら捜査現場に大きな影響
GPS捜査をめぐる公判では、(1)令状の必要な「強制捜査」と不要な「任意捜査」のどちらに当たるか(2)強制捜査と判断された場合に現行法が定めた令状を取れば実施できるのか-が主な争点となっている。警察庁はこれまで任意捜査との立場だったが、昨年9月に令状取得も「一つの適切な方法」と通達。上告審弁論で検察側が、仮に任意捜査と判断されても「緊急性がある場合を除き令状を取得する」と説明するなど、捜査に際して裁判所のチェックを受ける流れに変わりつつある。