服役中の息子が自殺したのは刑務所の監視が不十分だった、として国を訴え3400万円余りの賠償判決を勝ち取ったおかんが控訴され逆転敗訴
受刑者自殺訴訟 原告逆転敗訴
4年前、福岡刑務所で受刑者が自殺したことをめぐり遺族が国を訴えた裁判で、2審の福岡高等裁判所は
「職員の監視や巡回に不適切な点があったとは言えない」などとして国に賠償を命じた1審とは逆に、遺族の訴えを退ける判決を言い渡しました。4年前、宇美町にある福岡刑務所で覚醒剤取締法違反の罪で服役していた当時38歳の男性受刑者が、首にタオルなどを巻きつけて自殺し、受刑者の母親が「刑務所の監視が不十分だった」として国を訴えました。