【裁判員裁判】死刑破棄2件で大阪高検が上告 裁判員裁判の結論変更「承服し難い」
大阪高検は23日、いずれも裁判員裁判による1審の死刑判決を破棄し、無期懲役に減刑した大阪・心斎橋の通り魔殺人事件の礒飛(いそひ)京三被告(41)と、神戸市の小1女児殺害事件の君野康弘被告(50)に対する大阪高裁判決を不服として、それぞれ最高裁に上告した。大阪・心斎橋の路上で平成24年6月、通行人2人を無差別に刺殺したとして殺人などの罪に問われた礒飛被告について、9日の2審判決は、凶器を購入したのが犯行直前だったことなど計画性の低さに加え、精神障害の影響も考慮して極刑を回避した。