【金沢】金沢都ホテルが54年の歴史に幕 宿泊客「思い出をありがとう」
金沢市の金沢都ホテルは31日、施設老朽化に伴う建て替えのため営業を終了した。最後の日を迎えた宿泊客はスタッフに「今まで良い思い出をありがとう」と笑顔で声を掛けた。北陸新幹線開業後に次々と宿泊施設の開発計画が持ち上がる中市内で最古参の都市型ホテルは、改装に向けて54年の歴史に幕を下ろした。午前11時10分ごろ、最後の宿泊客がチェックアウトすると、正面玄関には案内や客室、調理など各部門のスタッフが並び井上慶一総支配人が「長きにわたりご愛顧いただき、ありがとうございました」とあいさつした。