【医療】「産後うつ病」予防の無料健診、早期発見で自殺や虐待防止にも-120自治体での実施を見込む
出産後、母親が精神的に不安定になる「産後うつ病」などを予防するための健診が4月以降、一部の自治体で始まる。赤ちゃんの健診のほかに、うつになりやすい時期に、母親の心身の状態をチェックする。早めに見つけて回復を支援することで、自殺や虐待の予防につなげる狙いもある。現在、乳幼児が受ける「生後1カ月健診」は、赤ちゃんの発達を診るのが主な目的だが、一部の自治体では2017年度から、「産後2週間」と「産後1カ月」に、母親の健康をチェックする健診を実質無料で受けられるようになる。