【OECD事務総長】TPPまだ死なず=米と対話継続を-「保護主義は自国を傷つける」と主張
経済協力開発機構(OECD)のグリア事務総長は16日までに東京都内で時事通信のインタビューに応じ、米国が離脱した環太平洋連携協定(TPP)について、まだ「死んでいない」と語り、関係各国に米国と対話を続けるよう呼び掛けた。グリア氏は「保護主義は競争力をもたらさず、自国を傷つける」と主張。米国でも多くの企業が自由貿易に依存していると指摘し、「(米国は)まだ多くの人事が決まっていない、若い政権だ」と述べ、軌道修正の余地があると分析した。