【公取委】食品缶販売でカルテルか=東洋製缶など3社立ち入り
食品缶詰用の缶の販売をめぐりカルテルを結んでいた疑いが強まったとして、公正取引委員会は20日、独禁法違反(不当な取引制限)の疑いで、東洋製缶(東京都)など大手メーカー3社の関係先を立ち入り検査した。他に立ち入りを受けたのは、北海製缶(東京都)と大和製缶(同)。関係者によると、3社は果物や魚介類などの缶詰に使われる缶の販売に関して、他の会社の顧客である缶詰製造業者との取引や勧誘をしないなど、顧客獲得競争を制限するような実質的なカルテルを結んでいた疑いが持たれている。