【国際】インドネシアで高まる反中感情、選挙と雇用懸念が拍車
インドネシアでは、激戦となった首都ジャカルタの特別州知事選挙によって宗教対立が煽られる一方で、中国人に対する嫌悪感情に注目が集まっている。中国からの不法就労者の流入をめぐる陰謀説が広がったことで、自警団による取り締まりが活発化したからだ。ジョコ大統領が、インフラなど大型プロジェクトに積極的な中国人投資家を優遇する政策を展開したこともあり、中国からのインドネシアに対する直接投資は昨年26億7000万ドル(約2900億円)と過去最高を記録している。