【企業】関電、電力販売量で3位転落 中部電に抜かれ 高浜原発再稼働後値下げ検討
関西電力が28日発表した平成29年3月期連結決算は売上高は前期比7・2%減の3兆113億円、最終利益はほぼ横ばいの1407億円となり、2年連続の黒字になった。前期に続き燃料価格の下落で火力燃料費が抑制されたが、販売電力量は昨年4月に始まった電力小売りの全面自由化の影響で、家庭向けで72万件超、企業向けでも顧客離脱が進み、同4・7%減の1215億キロワット時で、中部電力(1218億キロワット時)を通期として初めて下回った。