【タイ】タイ国王の権限強化=王室機関を直轄に
【5月3日 時事通信社】昨年12月に即位したタイのワチラロンコン国王(64)の権限を強化する新法が、3日までに施行された。これまで政府などの管轄下にあった王室関係機関が国王の直轄下に置かれた。国王直轄となったのは、王室事務局や国王秘書官長室、近衛局など王室の事務や警護を担当する5機関。新法は4月20日の立法議会(暫定議会)で可決されたが、軍事政権の要請で審議は非公開で行われ、新法の内容についても「詳細は言えない」(立法議会議長)として公にされず、1日の官報でようやく公表された。