【娯楽】『水滸伝』や『三国志』などの歴史物が囚人愛読書の定番でした/塀の中の人気本
スマホやインターネットなど、娯楽の幅がかつてより飛躍的に広がり、若者の読者離れが叫ばれるなか、誰もが読書家になるのは刑務所、あるいは拘置所だ。罪を犯した人々は、塀の中でどんな本を読んでいるのか? ノンフィクションライターの高橋ユキ氏が迫る。福田尚人被告(55)は今、読書の虫だ。福田被告は、土地の権利証などを偽造し、駐車場の土地の売買代金として2億5000万円をだまし取ったとして逮捕され、詐欺罪などに問われた。