【尖閣】米国が提案、費用も支出 47年前、尖閣諸島に警告板設置 工事指揮の比嘉さん回想
【那覇】
沖縄復帰前の1970(昭和45)年、当時の琉球政府は、尖閣諸島(石垣市)の5島に外国人の不法上陸などを禁止する警告板を設置した。設置工事を指揮した元琉球政府職員の比嘉健次さん(91)=那覇市=によると、警告板の設置は米国政府が提案し設置費用も補助していた。尖閣諸島の領有権をめぐり、現在の米国政府は中立の立場を取っているが、72年の米中国交回復以前は明確に日本領であると認識していたことがうかがえる。