【厚労相】「従業員の受動喫煙なくせぬ」 自民妥協案に懸念
受動喫煙対策を強化する法改正案をめぐり、塩崎恭久厚生労働相は9日の閣議後会見で、自民党が小規模飲食店は「分煙」などと表示すれば喫煙を認める妥協案をまとめたことについて「いくつかの大きな課題が指摘されている」と懸念を示した。塩崎厚労相は、「(自民党内が)『望まない受動喫煙はなくす』という考え方で一致をしたことは結構なことだ」とした上で、「従業員や、大学生・高校生のアルバイトが煙にさらされてしまうということで、結局望まない受動喫煙をなくすことにはならないのを、どう考えるのか」などと指摘。