【社会】「弘道会の孤立、弱体化を」 警察庁長官が愛知県警視察
警察庁の坂口正芳長官は15日、指定暴力団神戸山口組と対立抗争状態が続く同山口組の中核組織「弘道会」の本部がある名古屋市を訪れた。同長官は到着後、愛知県警本部を視察。職員らに「対立抗争を早期に防止するため、弘道会を強力な取り締まりによって孤立化、弱体化させることが必要不可欠だ」と訓示した。坂口長官は、神戸山口組の傘下組織の一部が新たな団体結成を表明したことにも触れ、「情勢は複雑化流動化しており、今後の見通しは全く予断を許さない」と述べ、情報収集の徹底を指示した。