【中東】トランプ大統領、公約に掲げた大使館のエルサレム移転延期=安全保障上の利益考慮
トランプ米大統領は1日、選挙戦で公約に掲げていた在イスラエル米大使館のエルサレム移転について、「米国の安全保障上の利益を守る」ことを理由に延期を決めた。大統領は中東和平交渉の仲介役に意欲を示しており、大使館移転でパレスチナやアラブ諸国が猛反発するのを避けたとみられる。ホワイトハウスは声明を出し、移転延期は和平交渉を成功させるためで、「大統領がイスラエルに対する強い支持を後退させたと考えるべきではない」と力説。