【兵庫】上の階の足音に立腹、ハンマーや包丁で母娘を殺傷 68歳無職男に懲役30年を求刑 神戸地裁
兵庫県尼崎市下坂部の文化住宅前で昨年5月、母娘が死傷した事件で、殺人と殺人未遂の罪に問われた同住宅住人の無職豊島速夫被告(68)の裁判員裁判が9日、神戸地裁であった。検察側は「動機は身勝手で殺意も強固」と懲役30年を求刑し、結審した。判決は15日。起訴状などによると、同被告は昨年5月19日、同住宅前の路上などで、上階に住む女性(62)の頭をハンマーで殴るなどして重傷を負わせ、女性の次女足立千春さん=当時(33)=の首や胸を包丁で突き刺すなどして殺害したとされる。