【高速増殖炉】もんじゅ廃炉、基本方針決定 完了30年後、廃棄物は県外に-政府
廃炉が決まった高速増殖原型炉もんじゅ(福井県)について、内閣官房や文部科学、経済産業両省などで構成する「もんじゅ廃止措置推進チーム」は13日、使用済み核燃料の5年半以内の取り出しや、福井県外への放射性廃棄物の搬出などを盛り込んだ政府の廃炉基本方針を決定した。廃炉完了は作業開始から30年後を見込む。チーム長を務める野上浩太郎官房副長官は「最大限の緊張感と責任感を持って、引き続き政府一体となって取り組んでいく」と述べた。