【公務員】天下り全省庁調査 27件で違反の疑い 政府調査「広くOB関与」
文部科学省の「天下り」あっせん問題を受けて、政府は15日、全省庁を対象にした調査結果を公表した。職員による天下りのあっせんなど、国家公務員法に違反した疑いのある事例は2008年以降、少なくとも12省庁で27件にのぼった。今後、内閣府の再就職等監視委員会が調査を引き継ぎ、違法性の有無を最終判断する。OBの再就職に出身省庁の職員が関わったあっせん規制違反の疑いがある事例が25件あり、OBが在職中に利害関係のある企業などへ求職活動をした疑いがある事例も2件あった。