【経済】大戸屋HDが株主総会で創業者に功労金2億円支給決定も…「お家騒動」は膠着状態続く
創業家と会社側の対立が続く大戸屋ホールディングス(HD)は27日、定時株主総会を東京都内で開き、平成27年7月に急逝した創業者の三森久実前会長に対し、功労金2億円を支払うことを決めた。ただ、役職員に対する報酬であるストックオプション(自社株購入権)として、新株予約権を発行する議案は否決された。窪田健一社長ら会社側は、功労金の支払いによって創業家との確執を解消させたい考えだったが、「お家騒動」の決着は見通せず、膠着(こうちゃく)状態が続きそうだ。