【社会】出所者らの再犯防止に支援充実 政府…協力してくれる自治体を募ってモデル事業を開始「社会の居場所作り」
政府は16日、刑務所からの出所者らの再犯防止を徹底するため、行政機関や福祉施設などが連携して社会復帰を後押しするネットワーク組織を、都道府県や政令指定都市ごとに創設する検討を始めた。就労支援や住居の紹介などを迅速、効率的にできるようにするのが狙いで、平成30年度にも制度設計に着手する。刑法犯の検挙人員は減少しているにもかかわらず、再犯者の比率が年々伸びる中、刑務所運営の財政負担削減の観点などからも対策を求める声が強まっている。