【やまゆり園事件】植松被告の公判、被害者は匿名で審理へ 横浜地裁が決定…19人が殺害され27人が負傷した事件
昨年7月26日、障害者施設「津久井やまゆり園」(相模原市緑区)で19人が殺害され、27人が負傷した事件をめぐり、殺人など六つの罪で起訴された植松聖(さとし)被告(27)の裁判員裁判について、横浜地裁は、氏名や住所などを伏せるよう申し出ていた被害者を匿名にして公判を開くと決定した。刑事訴訟法によると、氏名、住所などの「被害者特定事項」が明らかになることで被害者や遺族らの「名誉または社会生活の平穏が著しく害されるおそれがあると認められる」場合は、裁判所は公開の法廷で氏名などを伏せることができる。