【米国】ハローキティは「従順でおとなしいアジア系女性のステロタイプ」「ジャップの悪魔的な狂信教」
【書評】『なぜ世界中が、ハローキティを愛するのか?──“カワイイ”を世界共通語にしたキャラクター』/クリスティン・ヤノ著/久美薫訳/作品社/本体3600円+税
本書は、ハワイ大学人類学部教授の日系女性人類学者が、ハローキティがいかにして世界に広がり、どのように受容されていったかを、足かけ12年にわたって、日米のサンリオ関係者、アメリカにおけるキティファン、批評家などへのインタビューと文献の調査によって解き明かそうとした大著。