【週刊朝日】弱者が弱者をたたく「分断社会」 その背景には人口減少と経済停滞…「移民を受け入れるしかない」★5
人口が減少し、経済が停滞するときに起きるのが「社会の分断」だ。今年1月、神奈川県小田原市の生活保護担当職員が「保護なめんな(HOGO NAMENNA)」と書かれたジャンパーを着て世帯訪問していたことが問題となった。ジャンパー着用が10年間引き継がれていたことも、世間を驚かせた。着用のきっかけは、07年に生活保護を打ち切られた男性が、市役所窓口で市職員をカッターナイフで切りつけた事件だった。