【高松地裁】会社パソコン365台購入装い転売 元社員の男に懲役4年 3600万円を会社口座から振り込み
転売目的で私的に購入したパソコンを、勤務先だった合成化学製品メーカー「大倉工業」(香川県丸亀市)が購入したように装い、会社に代金約3600万円を支払わせたとして、詐欺の罪に問われた元社員、中平卓也被告(43)=高知県大月町=に高松地裁は8日、懲役4年(求刑懲役5年)の判決を言い渡した。横山浩典裁判官は判決理由で、上司の印鑑を無断で押すなどして書類を不正に作成し、適切な購入手続きを装った計画的、巧妙な手口で常習性は極めて高いと指摘。