【企業】医薬品に中国製混入問題 メーカー「在庫処分のため」
和歌山市にある医薬品の原料メーカーが必要な届け出をしないまま製品に中国製の輸入品を混ぜて出荷していた問題で、メーカー側は混入を始めた理由について和歌山県に対し「在庫を処分するためだった。経営者が利益の確保を優先させた」と報告していたことが県への取材でわかりました。この問題は和歌山市にある医薬品の原料メーカー「山本化学工業」が解熱鎮痛剤の主な成分となる「アセトアミノフェン」を製造する際、必要な届け出をしないまま価格の安い中国製の輸入品を混ぜて出荷などをしていたものです。