【食】牛丼・焼肉に影響は? セーフガードの影響じわり…「米国産」卸値上昇 豪州産への切り替えも
外食店の牛丼や焼肉に使われるアメリカ産冷凍牛肉の卸値が、8月に入り上昇し、セーフガードの影響がじわりと出始めている。独立行政法人「農畜産業振興機構」によると、8月7日?10日のアメリカ産の冷凍バラ肉の卸売価格は、1kgあたり807?833円で、2016年の同じ月に比べ、およそ5割高くなっている。7月と比べると、3?7%程度上昇しており、8月1日にセーフガードが発動され、関税が引き上げられた影響が現れた一方で、アメリカ産の2倍程度の価格水準となる、国産牛肉へのシフトはまだ見られない。