自動車を使ったテロが欧州などで相次いでいることを受け、オーストラリア政府は観光名所やショッピング街などを対象としたテロ対策の指針を公表した。民間にも広く対策を促しているのが特徴で、ターンブル首相は「商店街の入り口に芸術作品や植木鉢を置くといったさりげない方法でも車は防げる」と、対策強化を呼びかけた。指針では、独ベルリンのクリスマス市場や英国のロンドン橋など、最近の自動車を使ったテロの実例を挙げ、観光名所やスポーツ施設などは「テロの立案が容易で、多数の被害者が出かねない」と指摘。

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