【富士通撤退2】国内携帯メーカー没落 「iモード」に固執するドコモ、スマホで出遅れ キャリア頼み通用せず
富士通の携帯電話事業からの撤退で、2000年代初めに約10社あった国内携帯電話メーカーはソニー、シャープ、京セラの3社に絞られるなど没落が鮮明だ。NTTグループなど大手通信会社に規格づくりや販売戦略まで依存したことがあだとなり、スマートフォンへの転換に乗り遅れたことが大きい。00年代初頭の従来型携帯電話(ガラケー)の全盛期には国内の携帯市場は9割超が国産だったが、アップルが07年にアイフォーンを米国で発売すると市場は一変。