【社会】若者の栄養ドリンク離れ 縮む市場 製薬各社は巻き返しへ女性客開拓へ
栄養ドリンク剤の市場が縮小している。消費を支えてきた団塊世代の引退や若者のドリンク剤離れが背景にある。製薬会社は女性など新たな顧客開拓や飲み方の提案を強化し、巻き返しを図る。市場調査会社のインテージによると、2016年度のドリンク剤の市場規模は1774億円。ピーク時の01年度から3割以上減った。「ドリンク剤で疲労を回復し、夜遅くまで残業するような働き方は忌避されつつある」(大手製薬)といい、働き方改革の影響まで指摘されている。