【神奈川】認知症で踏切事故 家族に高額請求 大和市が保険加入 最大3億円の範囲内で肩代わり
認知症の高齢者が徘徊(はいかい)中に踏切事故に遭うなど、不測の事態で家族が高額の損害賠償を求められるケースに対応しようと、神奈川県大和市は二十四日、賠償金として最大三億円が支払われる保険に加入すると発表した。市によると、公費によるこうした取り組みは全国で初めてという。認知症の高齢者を巡っては二〇〇七年、愛知県大府市で男性が東海道線の電車にはねられて死亡し、家族がJR東海から七百二十万円の賠償を求められる訴訟があった。