【医療費】高額薬の値下げ、費用対効果で判断 日本版NICE検討
膨れあがる医療費を抑えるため、政府は費用対効果に基づく薬の評価を行う組織をつくる検討に入った。英国をモデルに日本版の組織を設け、評価の低い高額薬を値下げする仕組みを来年度から本格導入する。医療は命が最優先のはずだが、コストパフォーマンスを求める議論が進む。モデルとなるのは、1999年に英国で設立された国立医療技術評価機構(NICE(ナイス)=National Institute for Health and Care Excellence)。