【経済】ECB総裁、世界貿易・連携への脅威を警告 金融規制の緩和をけん制
欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は25日、米ワイオミング州ジャクソンホールで開催中の年次経済シンポジウムで講演し、世界的な貿易や連携が脅かされており、生産性さらには先進国の成長へのリスクとなり得るとの見解を示した。金融政策に関する言及はなかった。ドラギ総裁は「われわれが経験した大規模な代償を踏まえれば、手ぬるい規制が良いとされる時期はない」としたうえで、「とりわけ金融政策が緩和的な時期には、規制の緩和が金融不安定を招くというリスクが存在する」と語った。