【経済】「メトロ」乗り継ぎ値下げ意向に「都営」猛反発
東京メトロと都営地下鉄を乗り継いだ場合の運賃値下げを巡る議論が停滞している。メトロの山村明義社長は6月末の就任記者会見で、2020年の東京五輪・パラリンピックまでの実現を目指す意向を示したが、累積赤字を抱える都営側の猛反発を受けトーンダウン。積年の課題が解決する道筋は、いまだ見えない。◆遠回り
「乗り継ぎの運賃が安くなれば、わざわざ遠回りはしないんですけどね」通勤で都営を使い、蔵前駅(台東区)から大手町駅(千代田区)まで乗車する男性会社員(33)は不満を漏らす。