【ECB】欧州中央銀行、量的緩和縮小 10月にも決定 米国に続き正常化 日本との違いが鮮明に
【ロンドン三沢耕平】欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は7日(日本時間同日夜)、定例の理事会後に記者会見し、現在の大規模な量的緩和策の変更を10月にも決定する考えを示した。ユーロ圏の景気回復が進み、物価も上昇基調にあるためで、2018年以降、緩和規模を段階的に縮小する。世界的な金融危機を受け日米欧は大規模緩和に踏み切ったが、米国に続き欧州も「正常化」に向かうことで、日本の金融政策との違いが鮮明になる。